『女のしんぶん』(2023年6月25日・第1297号)に『未来からきたフェミニスト 北村兼子と山川菊栄』の書評が掲載されました。「社会を変えようとした2人の女性」と題し、山川菊栄記念会世話人の中村ひろ子さんが書いてくださいました。
花束書房の伊藤春奈さんが編集した新しい視点に満ちた諸論考は気鋭の若い人々によるもので、中村さんは、山川菊栄がフェミニストではない、という否定説に対して、否定することはできないだろうと強調されています。
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情報提供記事
山川菊栄の略歴ページに、1955年に山川菊栄が神奈川県婦人図書館員研究会の第1回研究会で講演を行った事実を追加しました。講演タイトルは「何故婦人は本を読まないのでしょう」というもので、家事のため本を読む時間が少なく習慣化されていないと原因を指摘しました。その後、この研究会(通称・女子研)では女性利用者や女性の読書グループを対象とした図書解説目録の作成をめざした活動を開始していきます(同研究会「10年のあゆみ」より)。今日、全国にある男女共同参画推進センター図書室に先駆けた試みといってよいでしょう。
また、山川菊栄文庫のページに、2012年、神奈川県図書館協会から記念会に贈られた表彰状の件を追加しました。
75年前の1947年9月1日、山川菊栄が労働省初代婦人少年局長に任命されました。奇しくも、9月1日に、神奈川県立図書館の新本館が開館となり、1階の「共生」展示コーナーには山川菊栄が紹介されています。図書館には旧かながわ女性センターから引き継がれた山川菊栄文庫があります。神奈川県立図書館オープンサイトへ