菊栄カフェ「読書会」(第22回)は8月22日(土)に開催します。

第20回で『わが住む村』(岩波文庫本)を読み終えたあとの続きの回となりますが、
つぎの2つの文章を予定しています。

・鹿野政直さんの解説(岩波文庫)
・『山川菊栄が描いた歴史』(山川菊栄生誕記念125周年シンポジウム記録集、2016年1月発行)のなかにある、加納実紀代さんによる「戦時下農村から近代日本を透視するー『わが住む村』を中心に」(p45以降、質疑応答、討論(p61以降)の部分でも特にp70‐71))

日時と場所 8月22日(土)14:00~ 藤沢・柄沢橋・BOOKYさん

*記録集の資料代として500円を申し受けます。BOOKYさんでのオーダーは各自でお願いします。人数の把握のため、初めて参加される方は、山川菊栄記念会までお手数ですがメールをお願いいたします。y.kikueあっとまーくshonanfujisawa.com

エスペラント語の女性学習グループを作った佐々城(森田)松栄の生誕140年に寄せて

去る6月19日付の記念会ニュースで、佐々城松栄のことをお読みいただいた後藤斉氏からメールをいただきました。『日本エスペラント運動人名事典』(柴田巌・後藤斉編 峰芳隆監修 ひつじ書房、2013年)の編者の一人で東北大学名誉教授、財団法人エスペラント学会理事を務められていた方です。この人名事典は編纂途中でもう一人の編集者柴田巌氏の急逝や、東日本大震災被災を乗り越えて刊行され、小坂賞を受賞されています。佐々城松栄や山川菊栄、均、振作の立項についてご教示いただきました。夫の佐々城佑(たすく、佐々城豊寿の息子)についても詳しく記されています。

山川菊栄の3歳上の姉・松栄(1886~1933年)は、東京府立第二高等女学校から女子英学塾に進み、女性英語教師として教員免許を得た初期の一人です。菊栄が松栄の後輩となる第二高女時代に、彼女の反戦平和主義の影響を受けたことは、『山川菊栄記念会*資料部情報』5号に書きました。

雑司ヶ谷墓地の松栄の墓
東京雑司ヶ谷墓地にある森田家墓所の一角に松栄の墓があります。


松栄はキリスト教受洗後、東京富士見町神学校で神学を学んだころ、名古屋の金城学院校歌の作詞をしたり、児童文学の雑誌の仕事をしたりしました。後年、エスペラント語を学んで、クララ会という女性学習グループを始めて作った人であることはすでに知られています。日本語からエスペラント語への翻訳作品も少なくなく、荻原井泉水の詩文翻訳を日本エスペラント協会の機関誌『La Revuo Orienta』(ラ・レヴィーオ・オリエンタ)に発表しました。また国内にとどまらず、パリに編集局のあったエスペランティストの世界的協会・SAT機関紙『Sennaciulo』にも記事が掲載されています。その一つが、山川菊栄の書いた「国際女性デー」にちなんだ日本の女性労働状況の記事翻訳でした。ほかにも金町モスリン工場労働争議の記事があります。

これらの雑誌はオーストリア国立図書館新聞・雑誌アーカイブで検索してデジタル化された誌面をみることができ、PDFや画像ファイル、OCRテキストをダウンロードすることが可能です。この図書館は、世界最大級といわれるエスペラント博物館を管理しており、後藤斉さんは事典の編纂のために現地に赴いて調査されたとのことです。

松栄は闘病の末、菊栄の強い助言に反して、民間の断食療法を続けながら亡くなりました。死後1934年に、遺稿集が2編出されました。一冊はクララ会編でエスペラント語の業績をまとめた『Vortoj de Macue Sasaki』、もう一冊は兄青山延敏が代表して家族で編んだ日本語の『森田松栄遺稿集』であり、井上通泰(柳田国男の兄)に師事した詩歌をはじめ豊かな教養をうかがわせる内容となっています。雑司ヶ谷墓地の森田家墓所には、エスペラントの星を頂く森田松栄の墓碑があり、兄が認めた墓誌が残されています。旧姓による遺稿集や墓碑の建設から彼女の病死をめぐる実家の強い不信や悔悟が感ぜられます。

今年は、松栄の生誕140年の記念の年でもあります。日本におけるエスペラント語の普及開拓者であるばかりか、その言葉の精神である世界平和を祈りつつ、海外に日本の女性状況を紹介していた事績に少しでも関心が集まり、光があてられるようにしていきたいと考えています。(山口順子)

参考文献

柴田巌・後藤斉編、峰芳隆監修 『日本エスペラント運動人名事典』(ひつじ書房、2013年)
山川振作「『山川菊栄の航跡』の「著作目録」について」『婦人問題懇話会会報』(1979年7月)
山口順子「生誕135年の山川菊栄とフランス」『女性空間』(43号、2025年)

お断り  エスペラント語原文資料の解読について、AI無償版(ChatGPT, Claude)の翻訳機能を責任利用しています。



2025年度の山川菊栄研究の動向について

昨年度に情報が得られた研究動向についていくつかご紹介します。

林葉子さんの「山川菊栄における『恋愛の自由』と『自主的母性』―公娼制度、結婚制度、母性の強制に抗する性管理政策批判の」展開」が『政治思想研究』25号(2025年5月)の特集「政治と性/ジェンダー/セクシュアリティ」に掲載されています。特集には2024年度の政治思想学会研究大会の報告4本が掲載されていますがその1本です。(政治思想学会サイト

林さんは従来の山川研究が「社会主義婦人解放論者」として位置づけることにによって、その独自性に目が向けられないできているが、山川の独自性は、国家による性管理を廃し、女性たちの「恋愛の自由」と「自主的母性」を権利として守ることが「婦人解放の最も基礎的な二大要素」と主張していることであるとしています。

長志珠絵さんによる The Possibilities of Historical Writing During Total War: Exploring Kikue Yamakawa’s Narratives of “Women’s History”(「総力戦下における歴史記述の可能性 : 山川菊栄の「女性史」をたどる」), 『国際文化学研究: 神戸大学大学院国際文化学研究科紀要』64号, 2025年9月, 1-49、神戸大学学術成果リポジトリ内(https://da.lib.kobe-u.ac.jp/da/kernel/0100497890) は、

従来「女性史」の範疇のなかで必ずしも読まれてこなかった、山川菊栄の戦時下の二作品『武家の女性』と『わが住む村』を検討して、家庭や地域のなかの働き手としての女性たちに焦点をあて、当事者の記憶を記録するエゴグラムをもとにしたパブリックヒストリーの手法に通じるものとしています。

三つ目ですが、日仏女性研究学会の年報『女性空間』43号(デジタル版のみ、2026年1月)、に「生誕135年の山川菊栄とフランス」と題して、山口順子(山川菊栄記念会世話人、オノーレ情報文化研究所)がエッセイを書いています。

横浜市のフランス山公園に移設保存されたレ・アール市場の部分遺構

父親の森田龍之助がパリのレ・アール市場での技能習得を経て、豚博士の異名をとった豚肉加工技術の専門家であったこと、これまで知られていなかった、山川菊栄の最初の翻訳と目される作品がドーデの月曜物語の短編からのもので『明星』へのデビュー作であったこと(『山川菊栄記念会*資料部情報』5号、 2025年4月)、神奈川県立図書館蔵山川菊栄文庫のなかに、フランスのフェミニストで女性労働運動家のパンフレットが見つかっていること、姉の松栄がエスペラント語に訳した菊栄によるエッセイが、パリ発行のエスペランティストの団体機関紙に掲載されていたことなどを通して、新視点を加えながらフランスとの接点を紹介しました。

なお、日仏女性研究学会(日仏女性資料センター、1983年設立)は、現在日本で最も長い活動記録をもつ女性団体であり、山川菊栄が設立した婦人問題懇話会会員からは井上輝子、伊藤恭子、日置久子、山口順子らが設立当初からの参加となっています。

山川菊栄ゆかりのアーチストたちの活動

以前、雑誌『婦人のこえ』の表紙絵を描いた小川まりさんのことをこのニュースで紹介しました。どのような経路で表紙絵が実現したかは不明ですが、室内の花の画がこの雑誌に清楚な美しさを与えていました。小川さんの血縁には女性画家がおられ、春陽会会員として現役でご活躍中です。人の精神や情念を追求する抽象画の表現者として草分けのような方で、このほど春陽会に出品されている作品を国立新美術館(東京・六本木、4月27日で終了)に拝見しに行ってきました。

右下のポストカードは小川洋子さんの「献花」という作品。



同じ六本木のミッドタウンにあるフジフイルム スクエアでは、 写真歴史博物館の企画写真展として、潮田登久子さんの「マイハズバンド」展を開催中です(6月30日まで)。神奈川県立図書館蔵山川菊栄文庫資料(整理中)のタイプライターや日記を撮影していただいたことがあり、そのときはお連れ合いの島尾伸三さんもご一緒でした。作品は写真集『改修前 前川國男設計 神奈川県立図書館』』に掲載されています(図書館新館の1階・猿田彦カフェのみで発売)。

また、長野県安曇野市立文書館では『望月桂 自由を扶くひと ― 犀川凡太郎の人生漫歩』展が8月30日まで開催中です。望月桂(1887- 1975年)は大杉栄の『漫文漫画』に挿絵を描いた画家です。そこに山川均の似顔絵も掲載されています。望月は大杉を中心に社会主義運動家たちとも交流し、グループ展「黒耀会」を開催したりしました。山川が顧問として支援した赤瀾会には望月桂の配偶者である望月ふく子も参加しています。
この6月には展覧会の図録『望月桂ー自由を扶く人』(足立 元編集, 望月桂調査団編集)が平凡社から刊行予定です。

山川菊栄は女学校時代に、叔父の蔵書を通じて福沢諭吉の『新女大学』を知るとともに、色刷りの本で古美術品の美しさに感動したと「おんな二代の記」に記されています。早くから教養として美術にも関心を深めていたことがうかがえます。また、雑誌『女人芸術』にしばしば寄稿していました。女性アーチストたちの応援者でもありました。

<参考>
大杉栄 著 ほか『漫文漫画』,黒色戦線社,ウニタ書舗 ,1972. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12241721 (参照 2026-04-29)登録した個人送信のみとなっています。
国立国会図書館のデジタルコレクションをみるための登録先はこちらをごらんください。

6月の菊栄カフェ(読書会)は6月20日(土)に開催します。

2024年5月から始まった藤沢・Bookyさんを会場とする読書会は丸2年がたち、5月13日の「ひと箱古本市」にもいろいろな方が立ち寄ってくださいました。ありがとうございました。特製タペストリーがいよいよ登場し、村岡と山川菊栄の関係を語る媒体となって、お客様との会話がはずみました。

2026年5月13日の「ひと箱古本市」

読書会もようやく「わが住む村」を読み終えるところまで進んできました。5月20日の会合では、文中の「ファンク博士の「新しき土」」との言及があったので、検索してみると、戦時中、原節子が主演した有名な日独合作映画の映像提供サイトが見つかりました。富士の見える田植えや鎌倉の大仏などのシーンから「わが住む村」の同時代の情報空間が一気に広がりました。


次回は、6月20日(土)14:00~ 藤沢・柄沢橋Bookyさん
『わが住む村』の「戦時下の農村」P.184から読み進めます。
読み終わった後は、岩波文庫の鹿野政直さんによる解説や、加納実紀代さんの論考(山川菊栄記念会編『記録集 山川菊栄が描いた歴史』所収、当日ご用意します)を読む予定です。
いつものようにBookyさんではドリンク等各自で注文を。

人数を把握するため、初めての方は、山川菊栄記念会事務局までメールでのお知らせをお願いしています。どうぞ、お気軽にご参加ください。

山川菊栄記念会 y.kikue アットマークshonanfujisawa.com

山川菊栄とメーデー

山川菊栄は1951年5月24日に国立国会図書館に何冊かの自分の著作を寄贈しました。森田蔵書印があったり、両親への献辞が書かれていたりするので、1947年に母・千世が逝去した後、遺品を整理して寄贈したものと思われます。このなかで「水曜会パンフレットNo.11」(1923年刊)は、メーデーについて山川菊栄述としたもので、付録の2編が山川均の署名となっています。
 メーデーについての著述はこれが初めてではなく、雑誌『解放』に書いた「五月祭と八時間労働の話」が大杉栄主幹の『労働運動』5号(大正9年4月30日号)に抄録として転載されており、国立国会図書館デジタルコレクション収録の虐殺50年記念で出版された復刻版(1973年、黒色戦線社刊)で読むことができます(個人送信限定)。

 これによると、1886年、アメリカで起きた8時間労働要求の20万人に達する大デモ行進を機に、国際的に広がりをみせ、1889年には欧州労働団体の年中行事に採用され、1890年から毎年の恒例となり、労働政策の改善に少しずつつながっていったことを紹介しています。そして最後に次のように結んでいます([]内は活字不良での推定、一部かなづかいを現代のものに変えています)。

八時間労働が十八時間労働という光栄ある例外を作って居る日本の外のあらゆる文明社会の通則たるに至った今日、五月祭はすでに其最[善]の目的を達成したに等しい。然しながら五月祭は未だ其使命を果たし尽したとは云えない。世界の労働階級は「万人の自由」が完全に成就せらるる其の最後の日まで、飽まで勇敢に、飽まで熱心に、五月祭の戦を続ける事であろう。勿論続けなければならない筈である。
-山川菊栄「メエ・デエ(五月祭)」より

当時の日本は、18時間労働という睡眠時間以外働きどおしであったなか、1920年の第1回のメーデー開始直前に書かれた文章であり、翌年の第2回には山川自身が顧問となった女性団体・赤瀾会がメーデーに参加しました。そのようすも『労働運動』12号のなかに書かれており、デモ行進の全体の声がメーデーの歌から革命歌となっていったとき赤瀾会の会員の「ソプラノの声」が澄み渡ったとのことです。

国立国会図書館の蔵書のうち、図書や雑誌の本文や広告のなかに「メーデー」ということばが出てくる回数は1886年以降でのべ28万件以上みられます(NDL Ngram Viewerによる。リンク先のページの下のほうにグラフがでます)。戦前では1930年がピークで減少し、戦後は大きく増加しながらも1966年から減少に転じて、2003年以降はなんと二けたの数字しかでてきていません。

今年は第1回から数えて97回目。ようやく労働時間短縮が行われるようになったとはいえ、男女の賃金格差は解消されず、女性たちは低賃金のうえ本業以外に副業を奨励される一方、裁量労働制の見直しをはじめ、武器輸出、憲法改悪を公然と打ち出している首相をゲストに呼ぶブラックジョークのような状況に、いったいだれのためのメーデーだと思っているのか、と山川菊栄の怒りの声が聞こえてくるようです。

<参考>1951(昭和26)年山川菊栄寄贈の国立国会図書館蔵書(まだ、このほかにも見つかる可能性があります。探してみてください。)

  • [山川菊栄 訳]『大戦の審判』,丁未出版社,1917. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3436126 (参照 2026-04-29)見返しに両親への献辞と本人の出版経緯の説明が巻末につく(この説明は岡部雅子氏が最初に確認した)。
  • エドワアド・カアペンター 著 ほか『恋愛論』,大鐙閣,1921. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1780332 (参照 2026-04-29)
  • 山川菊栄 著『メーデー』,水曜会出版部,1923. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1780238 (参照 2026-04-29)

菊栄カフェ・2月の読書会の御案内

藤沢のブックカフェBOOKYさんを会場とする読書会ですが、次のように予定しています。
2月8日(日)14:00~ 『わが住む村』(耕地は蘇(よみがえ)る」P.160から)を読むほか、山川菊栄の息子の山川振作氏が書いた、江ノ電沿線の変遷を写真とともに記録したエッセイ(『かまくら春秋』に連載)について、前回から盛り上がった熱気が冷めやらず再燃するかもしれません。いつものようにワンドリンクの注文をお願いします。座席の準備のため、初めてご参加されるかたは、事前に山川菊栄記念会y.kikueアットマークshonanfujisawa.comまでご連絡いただければ幸いです。

また、BOOKYさんが主催されている【BOOKY 第29回読書会】も参加者を募集中。

  日時:2026年2月7日(土)16:00~18:00
  場所:BOOKY店内にて
  参加費:無料(ドリンクのオーダーお願いします)
  テーマ【フェミニズムについて】

2月5日までにBOOKYさんあて直接お申し込みくださいませ。

寒中お見舞い申し上げます。今年最初の菊栄カフェ・読書会が開催されます。

今年もよろしくお願いいたします。

1月17日(土)14:00から、いつもの藤沢・BOOKYさんで、菊栄カフェ・読書会を

開催いたします。『わが住む村』「農業は誰が継ぐ」p.153の途中から読み進めます。

読書会の終了後(16時ごろ~)は、そのまま、BOOKYさんのバータイムで、
新年会的な懇談の時間にしたいと思います。

BOOKYさん、今月から、毎週土曜日は夜22時までバータイム営業されるとのことです。
https://www.instagram.com/p/DTCMq2oEyMQ/?img_index=8

 18時からといわず、午後からでもお酒などは提供していただけるとのことです。
 各自好きなものをそれぞれご注文いただく感じでお願いします。

参加希望は、当日でも、y.kikue @ shonanfujisawa.comまで。(半角を詰めて送ってください)

エトセトラ・ブックスさんが梓会出版文化賞を受賞されました。

東京の京王井之頭線・新代田駅すぐそばにある、フェミニズム専門出版社でありBookshopでもあるエトセトラ・ブックスさんは2018年に設立され、雑誌『エトセトラ』を共同編集して発行したり、書籍も出版されています。このほど第41回梓会出版文化賞の受賞されました。この賞は出版梓会が主催し、中小出版社のすぐれた出版活動に光をあてて授与されてきたものです。かなり以前にお訪ねしたときに、代表の松尾亜紀子さんとお会いすることができ、ふと本棚の上の方をみると、『山川菊栄集』(岩波書店)がずらっと並べられていて、松尾さんが「お守りがわりです」と、話されたのがとても印象的でした。

一層のご活躍ご発展をお祈りしています。Webサイト:https://etcbooks.co.jp/bookshop/

11月のBOOKYさん「ひと箱古本市」イベントと山川菊栄カフェ

今月3日は山川菊栄生誕135年の日でした。かつて行っていたような周年記念の講演会などのような大きなイベントは企画しませんでしたが、神奈川県立図書館でのパネル展と謎解きイベント(11月12日までです。お急ぎください)が若い司書の方の企画から生まれました。
また先月には、山川菊栄・均夫妻が長らく住んでいたゆかりの藤沢市村岡の地に市民センターが誕生し、その一画に記念会制作のパネルが掲示されました。若い夫婦がパネルを指さして何か話し込んでいる姿も見受けられました。
山川菊栄の名を知っているフェミニストだけでなく、まったく知らない世代にどうアプローチしていくのか、記念会の普及活動として大きな課題だったことが少しずつクリアできてきているように感じています。

その普及力の一つになってきているのが、藤沢BOOKYさんでの読書会と記念会の小さな本棚です。いつもお世話になっているBOOKYさんが11月5日に『神奈川新聞』にとりあげられたとのことです。(街の書店探訪 シェア型本屋&カフェBOOKY(藤沢))


今度の11月15日土曜日には藤沢BOOKYさんで「ひと箱古本市」(出店時間は13時~18時)が開催されます。今年の5月にも参加しましたが、山川菊栄記念会関連の出版物を並べますので、ぜひお立ち寄りください。 翌日の11月16日日曜日は、同じくBOOKYさんで第14回の菊栄読書会(14:00~16:00)となります。『わが住む村』の「三代の娘」後半 p.129から読みますので、岩波文庫を忘れずにお持ちいただき、BOOKYさんのおいしい飲み物やお菓子の注文もお願いします。人数を把握するため、記念会までご連絡ください。y.kikueアットマークshonanfujisawa.com

*追記 次回は12月14日(日)を予定しています。