藤沢で「山川菊栄カフェ」(読書会)第3回が開催されました。


藤沢のブックカフェBOOKYさんで毎月開催している「山川菊栄カフェ」。7月に「わが住む村」の読書会が開催されました。石黒さんより報告が届きましたので掲載します。


 月に1回でいいから山川菊栄について語り合う会を開催したい、そう思って読書会を始めました。7月は27日土曜日、前回から引き続いて参加していただいた方5人。加えて、前回開催のこのページを見て来て下さった方が1人。「読書会を開催しているなら行ってみたい」と仰って、東京から来てくださいました。
 冒頭は、最近の山川菊栄に関する話題共有。最近は海外の研究者から、山川菊栄に関する資料を求める依頼が届いていると、山川菊栄記念会の山口さんから報告がありました。時代や国境を越えて、山川菊栄があらためて注目されていることを知りました。
 読書会は「わが住む村」の冒頭から。つたないながらも石黒が朗読させていただき、都度聞きたいことや話したいことを語り合う、とても濃密な時間になりました。
 特に、ひとりで読んでいたら疑問に思わずに素通りしてしまうところを、他の方が指摘してくださって、初めて気づくことがあったり。また、声に出して読むことで、文章のリズムのよさが分かったり。途中、お話しが寄り道に入ってしまったりして「雲助の東海道」の節の途中までで時間となりました。

 次回、第4回は、9月15日日曜日14時から。「雲助の東海道」の続きから「助郷(すけごう)の禍」「黒船来る」あたりまでを精読します。できれば事前にお読みの上、お集まりください。岩波文庫版が入手できないかもしれませんが、国立国会図書館のデジタルコレクション(登録者のみの個人送信)https://dl.ndl.go.jp/pid/9539136でも見ることができます。

 また「わが住む村」に限らず山川菊栄の話もたくさんしたいと思います
 参加費は無料ですが、飲み物もお菓子もおいしいBOOKYさんでのオーダーをお願いします。