山川菊栄(1890~1980)は、藤沢の弥勒寺(現・村岡地区)に戦前から移り住み、一時期「湘南うずら園」を夫婦で経営し生計を立てていました。そのうずらの卵は東京日本橋の三越本店のレストランにも使用されていたといいます。戦時中は飼料の入手もままならなくなり、やむなく廃業となりました。そして、村岡の人々の聞き書きや資料探査をもとに民俗誌、地域史といえる作品『わが住む村』を平明な文章でのこしています。そして戦後もずっと住み続け、藤沢の行政広報にも登場したこともありました。





菊栄カフェは、2024年4月に藤沢のシェア型本屋&カフェBOOKYさんで、ドキュメンタリ映画「姉妹よ、まずかく疑うことを習え」の上映会が開かれたのをきっかけに『わが住む村』を読む読書会として始まりました。2024年12月には、BOOKYさんの本だなをお借りして山川菊栄関連図書や雑誌、資料を、気軽に手にとっていただける活動も始まりました。毎回10人前後が集まり、山川菊栄をめぐって藤沢、湘南の歴史も楽しく語り合う時間を過ごしてきました。2025年7月には第10回を迎えることとなります。今年は山川菊栄の生誕135年の年でもあります。ゆかりの地でさらに多くのファンが集い語り合う読書会として末永く継続していくことを願っています。
『わが住む村』を読んでみたい、という方はどなたでも歓迎します。岩波文庫本をもって参加してください。参加希望の方は連絡先へ:y.kikue @ shonanfujisawa.com 空白をつめて送信してください
これまでの記録:キックオフ会2023年5月18日
第1回6月23日、第2回7月27日、 第3回9月15日、第4回11月17日、第5回1月11日
第6回2月23日、第7回4月6日、第8回5月17日、ひと箱古本市に参加 第9回6月8日
場所は藤沢・シェア型本屋&カフェBOOKY、開催レポートは記念会ニュースで配信しています。